今日は、GW中ということでじっくりとSEOのことを中心に書いておきたいと思います。
言葉の意味としては、
2012年4月に発表された、Googleのウェブスパムに関するアルゴリズム更新のことです。
アルゴリズムの更新といえば、過去にも有名(大規模)なものは
2003年11月のフロリダアップデート2009年2月のヴィンスアップデート2010年5月のメイデイアップデート2011年2月のパンダアップデート(以降パンダは複数回にわたる)
などがあります。
そして今回のそれですが、当然検索エンジンを取り巻く環境も大きく変わっているので、影響を考えると過去のものを超えてくるほどになりそうです。
すでに多くのサイトに影響がでているし、海外でも発表された時点で大きな変動がでていたとのこと。
さて、このペンギンアップデートどういったものかと言うと、こうです。
発表されたのは、日本時間 4/25 6:45am 辺りだったと思います。
このときは、ウェブスパムアップデートという名前で呼ばれていましたが、途中で『 ペンギン』という名前が付いてます。*mattcuttsのdeskの写真w
名前の通り、そもそもはスパム対策用のアップデートであり、SEO対策でもコンテンツの伴わないサイトに対してリンク頼みの「チカラわざ」とも呼べる施策を行っている場合は、これに該当しますので、そういう対策をしていると、影響を受ける可能性が高いです。
ちなみに、現在何らかの状況でランキングが下がっている方へ原因を特定するための目安ですが
-
4月19ー20日あたりで急激な順位変動があった場合 => パンダアップデートver.3.5の影響
- 4月24−25日ごろに急激な変化があった場合は => ペンギンアップデートの影響
となり、それぞれリカバリの際の施策内容も変わってきますので、ご注意下さい。
ペンギンアップデートでウェブスパムとして扱われる代表的なものは、
▼キーワードを詰め込んだ形となっている不自然なリンク・スキームのサイト or ページを保有している。
▼クローキングしている
(※クローキングとは、簡単にいうとユーザー向けと検索エンジン向けとで
異なるコンテンツや URL を表示すること。このチェックはウェブマスター ツール の [Labs] の中にある [インスタント プレビュー] の項目で確認可能です。
▼下層ページやサテライトサイトでは、頻繁に目にしますが、いわゆる重複したコピーコンテンツを保有しているサイトは要注意です。
悪意はなくとも、検索エンジンの判断で [ NO ] となってしまうこともありますので、ここは特に注意が必要です。
その他、チェック項目として注意が必要な部分としては
・関連ページ、サイトが同じサーバー(IPアドレス)にありそこで、リンクの取り回しをしている場合。
・ページ上の不自然な単語の配置になっているような場合*これらは、誰が見てもオカシイので危険です。
・スクレーピングして作成したページを保有している場合。
*これも論外、すぐ見つけられペナルティとなる可能性が高いので要注意です。
該当するが、影響を受けていない場合は、まだ見つけられていないだけで、単純に深い階層までクロールされていないため、サイトやページ自体が重視されていないということです。
いずれにせよ無意味且つ危険です。
また、このペンギンアップデートは、検索クエリの全体の3.1%(いわゆる超マスカテゴリ)に影響するとのこと。
e.g. ダイエット、格安旅行、クレジットとか、、、に影響を与えます。
ただ、現状を確認で特定のキーワードで検索してみると未だに質の低いサイトがでてきますので完全に対応しているとは言えない状況だと思いますので、これまでのSEO施策が危険だなと心当たりがある方は直ぐにリカバリの施策を開始して下さい。ギリギリ間に合わせましょう!!!
そして、今後の施策内容の方向性を考えることに時間を費やしていかれることをオススメします。
参考までに、影響を受けていないサイトの特徴としては表面的な部分では、ブランド力のあるサイト、良いナチュラルリンクを持ったサイト、誰が見ても納得するような、プロセスや、プロフィールを持っているサイト、ドメインが強いといことも強力で、大きな影響を受けていません。
SEO施策において言うだけのコンサルティングではなく、実作業も実施している企業の場合は、今後も頻繁に更新が続く検索エンジンアルゴリズムと、その更新のもととなるウェブマスター向けのガイドラインを満たしながら、これまで以上に高い成果が要求されてくるようになります。
当然、 結果を出すために、サイトのポテンシャルの低さをカバーしなければならない場合などは、充分過ぎる施策をとることになるが、度を超えるとアウトとなる。。。
そして、こうした個別の対応を実現するには、定型化という全体に当てはまるような施策では、期待する成果は出ないので、非常に細かい作業にはなりますが、サイト自体の経歴を確認し、各サイト毎にマッチした施策を用意する必要がある。
あとは、各プロセス事に分析を行い、該当するサイト状況でカテゴライズしてデータを蓄積し、それを元に少しずつスピードを上げながら対応していくことになる。
2012年は、誰もが感じているようにGoogleは企業として最大の目的ともなる、「ユーザーにとって有益な検索エンジンを、、、」という面で、そこに向かうスピードがこれまでに無い程、早く今後もこの流れはドンドン加速して行くはず!
多くのトレンドは推測することが可能だけど、実際のその詳細までを知ることは不可能。。。
だから上手く行ってるときも、いつも、フォローしておくほうが、そうしないよりは、確実に良い。
色々考えていくと、結局はビジネスモデルと初期段階でのサイトの設計は、SEO施策のスキル以上に遥かに重要になってくる
幸いヒューゴでは7年もの間、とにかくSEOに特化してやってきている分、膨大なビジネスモデルとそれに伴うサイトデータの蓄積がある。
アルゴリズム反映でサイトが受ける影響をデータとして参照できるので、トレンドや手法を導きやすいことは間違いない。
この先これを活かしていくけど、もちろんそれだけではなく、もう次の準備もできている。
同時進行で進めてきた内容であり既に公言もしているが、やっぱりコンテンツ制作。
ベースとなる内部施策の前に実施すべきことなので、超重要であり今後は避けて通れない部分だと思う。
というわけで、上述のこれまでの蓄積から、トレンドに沿ったもの、各サイト毎にマッチしたものを見極めて、必須コンテンツをサイトへと導入していくことで、とにかく世間にとって必要とされるサイト形成を、まずは今ヒューゴへ任せてくれているクライアントとともに目指していきたい!