先日、Google ウェブマスター向け公式ブログより
「HTTPS をランキング シグナルに使用します」ということが発表されました。
※記事詳細は文末へ
まずこれに関連する大きな事例の情報はまだないようです。
この発表に対してですが、現時点では以下のように個人的には考えています。
HTTPSのほうが上位になることがあるということが明言されていますので、これから、新たにサイトを作ってやっていく場合は、検索エンジンで上位表示されるためのルールに1つ項目が追加されたということなので、新しい基準にそって対応していくほうが絶対に良いと思っています。
ただ、そうでは無い場合（既に何年サイトを運営していきていたり、過去からの蓄積で、膨大なコンテンツ量になっている場合）などは、今直ぐにSSL導入すべきだという感じかといえば個人的にはそうでもないと考えています。
なぜなら、全体の１％のキーワードの検索結果だけに影響をおよぼすとのことなので、SSLを導入で流入数が減ってくる可能性もあることも考慮していくと、大規模サイトの場合はそれ自体で売上も変わってしまいますし、対応作業のための時間の確保（同時にそれにはお金もかかるということ）が必要になってくることや、やはり専門性の高い内容であり、事例を元に対処していくような内容といっても良いので、同規模のサイトの事例が出始めてからでも対応するのはよいかなというレベルで考えております。
また、SSL導入の際は、URLが http:// ⇒、https:// に変更されるわけなので、canonicalタグや301リダイレクトで対処していく形になるが評価が100%引き継がれるわけではないので、現状ベスト3に入っているようなサイトであれば、やっぱりもう少し状況を見てからでも良さそうですね。
※Google側の説明をもとにチェックしていると、301リダイレクトは評価を引き継ぎますが、実際にはURLの変更やリダイレクト設定を機にサイト全体のトラフィックが下がることも結構なケースで出てきているので。
その他
SSLサーバー証明書を発行しているサービスは「SEOのために導入しましょう！」という流れで商売につなげていたりします。
発表されてから、3週間になりますが、当たり前のような気もしますが、各社きっちりGoogleの方針を絡めてセールスを展開しているようです。
ちなみに、SSLのサーバー証明書には種類があるので、どれをGoogleが推奨しているかですが 2048 bit（以上）の証明書ですので。
※1024 bit の証明書を使っているなら入れ替えも推奨しています。
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