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Googleの検索エンジンについて考えてみた。

Googleの検索エンジンについてふと考えてみた|ヒューゴ 社長ブログ 中田大輔

 

仕事柄という表現のほうが良いのか、わかりませんがGoogleの検索アルゴリズムについては頻繁にその詳細傾向と、特許内容などのチェックを行っています。

日常的に少しずつ更新(時には大胆に)されるGoogle検索エンジン。

どこに向かって進化を続けているのかを紐解くことができればこれからどのようなSEO対策が必要になるのかも、わかりやすいと思いますので今回はそんな事も考えながらの内容です。

まず、検索エンジンの利用についてですが、私達は普段どのように使用しているでしょうか?

多くの場合、以下のように
“知りたいことがあるから検索する”

例えば「泣ける映画」と検索するとします。
検索結果では、”泣ける映画”について書かれているサイトを表示します。
細かい事は抜きにして考えると、それが検索結果です。
少し掘り下げてみると、この場合の最適な検索結果とはどのようなものになるでしょうか?

「泣ける映画」。。。

このワードの本質を考えてみると
泣ける映画とは、「感動する映画」でもあり、違う視点から見てみると「笑いすぎて泣ける映画」と読み取れる可能性もありますので、そういった記述がウェブサイト内に含まれるものを「泣ける映画」「感動する映画」を同じような内容だと認識しGoogleのロボットは表示するようになっています。

その他、

・被リンク(関連性のないような不自然なもの)
・キーワードの出現率
・キーワードの位置

など、今となっては意味のないような昔ながらの施策(SEO対策にも歴史がありますので)など、一部のキーワードからサイトの内容を読み取るだけではなく、より複雑に認識できるように進化しています。

Googleはサイトの内容をより深く知ろうとしています。

そして本当にユーザー自身が求める情報が掲載されているサイトが上位に出てくるように更新し続けているのです。
※当たり前ですが、その流れに逆らうスパム手法のSEOなどは淘汰されていきます。
2013年3月のウォール・ストリートジャーナルのインタビューで、Googleの検索分野の最高責任者、アミット・シンガル氏は
「Googleの検索は人間の思考により近づくだろう。次世代検索エンジンの開発プロセスはすでに進行中だ。」 と答えています。

これはGoogle検索エンジンがより人間に近い判断ができるように開発中ということで、いわば人工知能といわれる内容のものですね。。。

世界中のサイトを人間が判断するレベルで全て読み取り、提供してくれるようになる。。。

人間が判断するのと同様ということですから小手先のSEOスパムは通用しなくなりますし、当然そういったサイトは無意味です。またSEO用のキーワード羅列なども、即座に「“おかしい”“不自然”と判断してくれることになります。

あとはユーザー側の意図が何なのか?? についても考慮して検索結果が出てくるようになってきているのも利用者としては、嬉しいですね。
例えば、さっきと同じ「泣ける映画」を検索した場合、なぜ「泣ける映画」を検索したのかをGoogleは知ろうとするところから始まります。

なぜなら泣ける映画を見たい理由によって知りたいことが、違ってくるからです。

そこには感情の差がありますね、でも検索する単語は同じ「泣ける映画」です。

んーーー、こんな、気分的なものをGoogleが読み取る術はあるのかと思ってしまいます・・・。

 

ただ、そこはGoogleですのでもちろん、ありますね。

検索利用者の脳と直接繋がるという方法です。

実際にGoogle幹部は脳と繋がることがもっとも効果的だと語っていますので。
http://goo.gl/2TGgCW

脳とつながれば、思考を直接的に読み取ることができ、どのパターンの「感動する映画」が見たいのかが判断できますのでほぼ完璧に近い検索結果を表示することができます。
考えただけでインターネット上のwebページ、画像、動画、音声など様々なものが提供されるようになってきますね。

それはパソコンで検索窓に入力する検索だけではなくて、ウェアラブルと呼ばれる身に付ける端末上での検索であったり、さらに未来では疑問に思ったことに対する答えが脳と直接繋がった網膜モニターに表示されるようになったりと。
多種多様な場面で検索エンジンの仕組みは活用されるのだと思います。

Googleが求めている検索エンジンはこのような検索者の思考を理解し、インターネット上のwebページや動画などを正しく判断し、それらを整理した上で、目的にマッチした内容を提供することを目指しています。

というわけで、つらつらと書いていくとやたらと長くなってしまいましたので、まとめていきたいと思いますが、やはり諸々含め、未来におけるインターネット活用では人が必要とする(=価値のある)WEBコンテンツを創るということが1つの鍵にはなりそうです。

しかも、膨大に。
※膨大であればあるほど、接点が増えてくる事になりますのでここは間違いなさそうです。

あとは、WEBサイトを構成するパーツとして扱われがちですが、動画、音声、写真などはそれぞれ単体で集客できる可能性が高い素材です。

特に、今後はウェアラブル端末や未来の網膜モニター上では動画や音声はWEBサイトよりも重要なコンテンツになりますので。
とまとめながら、こういうことを書くのもなんですが、これは少し先の未来であって、現在はまだまだこの段階ではありませんので。

正直、SEO対策の視点で考えると、今はまだ小手先の施策も充分に通用しますし、実際にそれで売上は何倍にもすることができます。
そして、スパム手法も淘汰されてきましたが、まだ通用する手法もあります。
※なんとなく過渡期のような時期ですが、スパムは過去に遡ってペナルティを受ける可能性が高いので、一時的な売上のためにリスクを犯さないようにしましょう。

価値のあるコンテンツを作ること自体がSEOと呼ばれる時代になっていますが、本当の意味でそれが実践できているサイトはまだまだ少ない状況です。

充分に勝機もあります。

サイト運営を取り巻く環境や関係者の理解度は大きく影響してきますので、ここは外せないポイントとなりますのでしっかり意識しながら取り組んで頂くのが良いですね。

是非!